
親知らずが生えてくる際、多くの人が初期症状や対応方法について不安に感じることが多いです。痛みや腫れを引き起こすこともありますが、必ずしも痛みが伴うわけではありません。親知らずの初期症状を見逃さず、早期に歯科医師に相談することが大切です。また、抜歯が必要な場合やその後のケアについてもしっかり理解しておくことが重要です。
本記事では、親知らずが生えてきたときの初期症状や痛みの原因、抜歯のタイミングについて詳しく解説します。
親知らずが出てきたときの初期症状
親知らずが生えてきて最初に感じるのは、歯茎の違和感や軽い痛みです。これは親知らずが歯茎を押し上げることで圧迫され、腫れや赤みが伴うこともあります。この症状を放置してしまうと、口腔内でのトラブルに発展することもあるため、早期の対応が大切です。
親知らずは20代前後に生えてくることが多いですが、個人差があります。生え始めは歯茎の下から徐々に顔を出し、その過程で周囲に負担がかかって、痛みや腫れが生じます。こうした初期症状に気づいたら、速やかに歯科を受診しましょう。
親知らずの生え始めのサインを見逃さない
親知らずが生え始めた際、多くの人が感じるのは奥歯の後ろの違和感や軽い痛みです。この段階ではまだ痛みが軽度であるため、気づかないこともありますが、歯茎が圧迫されることでむずむず感や腫れを感じることがあります。また、口を開けるのが辛くなることもあります。
初期段階で適切に対処できれば後々のトラブルの防止につながるため、こうしたサインを見逃さず、早期に歯科を訪れることが大切です。
親知らずが痛くなる理由と対策
本項では、親知らずが痛む理由と、その対策を解説します。
親知らずが痛む理由を知る
親知らずが痛む主な理由は、歯が正しく生えず、周囲の歯や歯茎に圧力がかかるためです。この圧力が痛みや不快感を引き起こし、歯茎の炎症を招くことがあります。さらに、親知らずが部分的に生えている場合は、歯茎が覆いかぶさり細菌が繁殖しやすく、炎症を引き起こします。なかには、親知らずの生え方が原因で歯列が乱れ、かみ合わせに影響が出るケースもあります。
これらのトラブルは、原因をきちんと理解することで、早期に適切な治療を受けられます。
虫歯や歯周病のリスク
親知らずが生えると、虫歯や歯周病のリスクが増加します。特に親知らずは奥に位置し、歯ブラシが届きにくいため、食べ物や細菌が溜まりやすく虫歯の原因となります。また、親知らず周辺の歯茎が腫れると歯周病のリスクも高まります。
歯周病が進行すると歯を失う可能性もあるため、定期的な歯科検診で親知らずの状態を確認し、適切なケア方法を学ぶことが大切です。
智歯周囲炎の症状と対策
智歯周囲炎は、親知らず周辺の歯茎が炎症を起こす病状です。主な原因は、親知らずが部分的に生えていたり、歯磨きが難しく細菌が繁殖するためです。症状としては、歯茎の腫れや痛みがあり、進行すると口を開けるのもつらくなります。早期に口腔内を清潔に保つことが対策となり、うがい薬や冷湿布を使用すると効果的です。
症状が悪化させないためにも、歯科医での速やかな対処が必要です。
親知らずが出てきたときの対応方法
親知らずが生えてきたときには、歯科医院で診察を受けることが最も重要です。専門家が親知らずの位置や周囲の影響を確認し、適切な処置を提案してくれます。炎症や感染が疑われる場合は、早期に対応することで悪化を防げます。親知らずが正常に生えることもあれば、斜めや横向きに生えることもあり、これが痛みや不快感の原因になります。
以下では、詳細な対策を見ていきましょう。
歯科医院で確認すべきポイント
親知らずが出てきた際、歯科医院で確認すべき最も重要なポイントは、親知らずの位置と方向です。親知らずが横向きや斜めに生えると、隣の歯に圧力をかけて問題が生じることがあります。炎症や感染がある場合は、智歯周囲炎の可能性がありますので、早期に診断を受けることが大切です。
痛みや腫れが悪化する前に、治療を開始することが予防につながります。あわせて、親知らずの抜歯が必要かどうかも診断してもらいましょう。
親知らずの位置と方向の確認
親知らずの位置と方向を確認することは、痛みや不快感の原因を特定するために非常に重要です。鏡での確認は難しいため、歯科医院でレントゲンを撮影し、正確な位置を把握することが推奨されます。
親知らずが正常に生えている場合は問題ありませんが、斜めや横向きに生えていると他の歯や、噛み合わせに問題が起こる可能性があるため、正確な位置の確認が必要です。
炎症や感染のチェック
親知らずが出てきたとき、炎症や感染をチェックすることが非常に重要です。炎症は歯茎が腫れることから始まり、感染が進行すると痛みや膿がたまることもあります。早期に確認し、治療を受けることで、症状の悪化を防ぐことができます。自宅でのチェック方法としては、鏡で歯茎の腫れや色を観察し、口内の違和感や口臭が強くなった場合も感染の兆候です。
違和感がある場合は、早期に歯科医院で診察を受けることをお勧めします。
抜歯の必要性を判断する
親知らずの抜歯が必要かどうかは、歯科医師の診断を基に慎重に判断することが重要です。正常に生えている場合は抜歯の必要はありませんが、痛みや腫れが生じている場合、親知らずが正しく生えていない可能性があります。特に斜めや横向きに生えている場合、隣の歯を圧迫して問題が起こることがあります。
こうした場合、抜歯が推奨されることがあり、専門家のアドバイスを受けることが安心に繋がります。
親知らずの抜歯が必要なケース
親知らずの抜歯が推奨される主なケースは、その生え方や位置に起因します。正常に生えていない場合、例えば横向きや斜めに生えると、隣の歯に圧力をかけ痛みや炎症を引き起こすことがあります。また、歯茎の中に埋まったままの親知らずは、清掃が難しく、虫歯や歯周病のリスクが高まります。このため、早期の診断と対応が重要です。
次に、親知らずの抜歯が必要かどうかを確認するためのポイントについて詳しく解説します。
完全に生えている場合とその判断
完全に生えている親知らずは、通常、抜歯の必要性が低いとされています。この場合、親知らずは正常に歯列に収まり、他の歯に影響を与えません。
とはいえ、完全に生えているかを確認するためには、歯科医による診断が必要です。親知らずが他の歯と同じ高さで歯茎から出ているか、噛み合わせが正常で痛みや腫れがないかをチェックすることが重要です。痛みがないからといって油断せず、定期的な検診を受けることで適切な判断が可能になります。
横向きや斜めに生えている場合
親知らずが横向きや斜めに生えていると、隣の歯に圧力をかけて痛みや不快感を引き起こします。特に、歯茎の下で斜めに生えている場合、周囲の組織を刺激し、炎症や腫れを引き起こすことがあります。また、こうした親知らずは虫歯や歯周病のリスクが高くなります。隣の歯との間に食べかすが溜まりやすく、ブラッシングが難しくなるため、定期的に歯科検診を受けることが重要です。
必要に応じて抜歯が検討されることがありますので、早期の診断と適切な対応が大切です。
親知らずが痛くない場合はどうする?
親知らずが痛くない場合でも放置せず、定期的な歯科検診を受けることが重要です。痛みがないからといって、問題がないわけではありません。将来的に虫歯や歯周病の原因となることがあるため、早期に専門家に相談することが大切です。レントゲン撮影を行い、親知らずが正常に生えているか、他の歯に影響を与えていないかを確認しましょう。歯磨きが困難な場合は、抜歯を検討することも選択肢です。
痛みがない場合でも定期的なチェックを受け、予防策を講じましょう。
抜歯の年齢制限はあるのか
親知らずの抜歯には年齢制限はなく、年齢に関係なく抜歯が可能です。一般的には20代から30代での抜歯が多いですが、40代や50代でも抜歯は可能です。ただし、年齢が上がると骨が硬くなり手術がやや複雑になる場合があり、全身の健康状態によっては抜歯が難しいこともあります。
年齢に関係なく、親知らずが問題を引き起こしている場合は、歯科医師と相談して適切な時期に抜歯を行うことが大切です。適切なタイミングでの抜歯は将来的なトラブルを防ぎます。
抜歯後のケアと注意点
親知らずを抜歯した後は、適切なケアが重要です。まず、出血を止めるためにガーゼをかんで圧迫します。痛みが気になる場合は、医師の指示に従って痛み止めを服用し、腫れを抑えるために冷たいタオルを患部に当てます。食事は数日間柔らかいものを選び、刺激物や熱い飲み物を避けましょう。また、アルコールやタバコは回復を遅らせる可能性があるため控えることが大切です。
口内は優しくうがいをして清潔を保ちますが、強い力でのうがいは、歯茎の傷を保護する血餅(けっぺい)をはがす恐れがあるため注意が必要です。これらのケアをしっかり行うことで、抜歯後の回復がスムーズに進みます。
まとめ:親知らずの痛みと対処法のポイント
親知らずが生えてくると、歯茎の違和感や軽い痛みを感じることがあります。これらの初期症状を見逃さず、早めに歯科医院を訪れることが重要です。親知らずが正しく生えているか、炎症がないかを確認することで、痛みや腫れの進行を防げます。特に、横向きや斜めに生えている場合は、歯茎を圧迫し炎症や感染のリスクが高まります。
状態によっては抜歯が必要な場合もあるため、定期的な歯科検診を受け、早期に適切な対処をすることが健康維持に繋がります。
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この記事を監修した人
日本
口腔外科学会
認定医

木下 恵泉
鶴見大学卒業後、年 町田市民病院に入職。また、赤十字病院や東京医科歯科大学顎顔面外科の勤務を経て、2018年に森の泉歯科の院長に就任。2023年3月に「オールインデンタルクリニック」を開院。
千歳烏山地区の人のために、自分のことのように相手のことを真剣に考え、1人1人に合わせた最善の治療を提案している。
略歴
2005年3月 鶴見大学 卒業
2005~2006年 町田市民病院(歯科口腔外科) 勤務
2006~2007年 武蔵野赤十字病院(歯科口腔外科) 勤務
2007~2011年 東京医科歯科大学顎顔面外科(歯科口腔外科) 勤務
2011~2018年 けやき歯科 勤務
2018年5月 森の泉歯科 院長就任
現在に至る




