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歯周病・予防
歯周病とは、歯周ポケットと呼ばれる歯と歯茎の隙間にプラークが入り込み、そこに含まれる歯周病菌が毒素を放出して歯茎に炎症を起こす病気です。進行すると、歯茎に加えて歯を支えている骨（歯槽骨）も少しずつ減っていきます。
歯周病が改善されなければ、最後には歯が抜けて失ってしまいます。軽症のうちは痛みなどの症状が目立たず慢性的に進行するため、気が付いた時にはかなり進行していたというケースが少なくありません。日本人が歯を失う原因のなかでも多いのは、この歯周病です。
お口の中は毎日のお食事で汚れが溜まっていきますから、歯周病がいったん改善しても再発予防に終わりはありません。当院は平日20時まで、土日祝日は17時までという診療体制です。継続して通いやすい医院作りをしておりますので、一緒に頑張りましょう。
インプラント
失った歯の代わりに人工歯根（インプラント体）を顎の骨に埋め込み、上から人工歯を装着して、噛み合わせを作る治療方法です。慣れるまでは多少違和感がありますが、しっかり固定されるのでよく噛めるようになり、天然歯に近い機能が得られることが魅力です。
事前に歯科用CTによる精密検査を行い、お口の中を立体的に把握して治療計画に反映します。手術に強い恐怖感がある場合は、静脈内鎮静法でうとうとしていていただくことが可能です。
インプラント手術には、2回法と1回法があり、2回法を中心に行われています。
2回法の場合、1次手術は人工歯根の埋め込みです。歯肉を切開して骨に穴を開け、人工歯根を挿入します。そして歯肉を被せて縫合します。手術時間は1～3時間で、入院は不要です。2次手術では、縫合箇所を切開してアバットメント（人工歯根と人工歯を連結する器具）を装着します。
1回法は、人工歯根とアバットメントが一体となった材料を、1度の手術で挿入します。患者さまの身体的負担が小さくて済む一方、顎の骨が少ないと適応できません。
歯科口腔外科
院長は歯科口腔外科について知識や技術を磨いており、基本的な歯科診療のほか親知らずの抜歯や顎の不調にも対応可能です。治療後、もしものトラブルが起きた場合は、なるべく早く対応いたします。歯と歯茎以外のお悩みも、ぜひご相談ください。
親知らずを抜く際は、リスク軽減のため歯科用CTによる精密検査を行います。歯科用CT画像なら奥行き感が分かり、レントゲンでは分かりにくい歯根の向きを確認できるからです。親知らずが半分埋まったり横倒しだったりすると、抜く時に血管や神経を傷付ける恐れがあり、注意が必要です。そのため生え方が複雑な親知らずは、歯科口腔外科に習熟した歯科医師が対応する必要があります。当院では、歯科口腔外科を学んできた院長が処置いたします。
親知らず以外にも、顎を動かすと音がする（関節雑音）、顎の関節が痛い、お口を大きく開けられない（開口障害）、噛み合わせに違和感がある、お口をぴったりと閉じられないといった症状に対応しています。全身麻酔を伴わない手術なら、当院で完結可能です。
むし歯
歯の表面に付いた汚れをプラークといい、むし歯が発生進行する原因となります。プラークは単なる汚れではなく、生きた細菌の集合体が歯の表面に苔のように付着したものです。その細菌が出す酸は、歯のエナメル質を溶かし、内側にある象牙質や歯髄へと浸透します。
象牙質や歯髄はエナメル質よりも軟らかく、ここまで進行するとむし歯の悪化は加速します。歯の寿命をなるべく保ちつつ患部を取り除くため、治療では細菌に侵された部分だけを過不足なく削り取る方針です。そのため、オーソドックスなタービンよりも回転数が少ない機械を使い、少しずつ削っています。細部は手動で仕上げるなど、手間を惜しみません。
治療にあたり、当院では患者さまのご理解・ご同意に基づいて進める「インフォームド・コンセント」を大事にしています。カウンセリングを行いますので、患者さまのご希望や疑問点をお聞かせください。
なお診療室は半個室になっており、治療中の様子は周りから見ません。むし歯治療のほとんどは保険適用です。
小児歯科
お子さまを歯科医院嫌いにしないため、もし怖がっていれば、無理やり治療することはありません。当院では、まずお口の中に器具を入れるといったトレーニングを行い、落ち着いて治療を受けられるよう配慮する方針です。
少しでも治療のストレスを減らすため、なるべく痛みを抑えられるよう麻酔の打ち方に気を配っています。ご希望があれば、表面麻酔で注射の感覚を和らげることも可能です。また、むし歯予防にも力を入れており、歯を強くするフッ素を塗布しています。
また、日々のお食事もむし歯の要因となるため、お子さまのおやつの回数を確認してキシリトール配合のお菓子をご紹介するなど、食生活のアドバイスもしています。
乳歯は永久歯に比べてむし歯になりやすいので、幼い時から定期的に通院し予防することが重要です。お子さまが健やかなお口で成長できるように、どうぞ当院をご利用ください。楽しく通えるよう、誠意を持って向き合います。
審美治療
ホワイトニングで白い歯を目指したり、白い材料でむし歯を修復したりと、美しいお口元を追求するための選択肢があります。当院が目指すのは、外見だけの美ではありません。お口元の見た目で悩まれていた方が健康的で美しさを手に入れ、より良い人生にするお手伝いです。
人工物ではなくご自分の歯を白くしたい方に向け、ホームホワイトニングをご用意しています。これは医院で指導を受け、ご自宅で行う方式です。マウスピースにお薬を入れ、歯に装着することで、染み付いた色素を少しずつ漂白することができます。途中でお風呂に入ってもかまいません。白さが長持ちしやすいのが特徴です。
また、歯の形状を修復する詰め物・被せ物は、周りの歯と調和するよう白い材料を取り揃えました。天然歯とそっくりな透明感があるものや、強度が高いものなどがあります。ツルツルして汚れが付きにくいため、むし歯再発のリスクが低いのも魅力です。歯の形や隙間も、ラミネートべニアという方法で改善することができます。
どうぞ納得できるまでご相談ください。
矯正歯科
月に1回、矯正歯科に特化して研鑽した歯科医師が来院し、矯正治療を担当します。ワイヤー矯正はもちろん、透明なマウスピースを使う矯正など、目立ちにくい方法も可能です。患者さまの状態とご希望に合うものをご提案します。
検査には、セファロという矯正用のレントゲンを使います。普段のパノラマレントゲンでは分かりにくい、上下の顎の大きさとそのズレ、バランス、歯の傾きなど把握できることが特徴です。
矯正治療の目的は、歯並びの外見的な美しさだけではありません。歯磨きが隅々まで行き届きやすくなり、むし歯・歯周病のリスク軽減につながります。大切な歯の健康を守るためにも、矯正治療を検討されてはいかがでしょうか。
当院では、無料カウンセリングを行っています。治療に進むかどうかは、その場で決めなくてけっこうです。治療の流れ、矯正のメリット・デメリットなどをお伝えいたしますので、ご自宅でしっかりと考えたうえで、お決めください。
入れ歯
入れ歯製作の要は、「印象（型取り）」と「咬合（噛み合わせ）」の2つだと考えています。おおまかな流れを説明すると、まずはお口の「型」を取り、それに基づき入れ歯を製作します。その後、噛み合わせを調整し、完成です。
最初の工程が「お口の型取り」ですが、この段階で緻密さが不十分だと良い入れ歯はできません。なぜなら入れ歯製作はこの「型」を基準として進めるからです。ここで狂いが生じると、以降の工程でも「悪い基準」に基づくことになってしまいます。
また、噛み合わせも非常に重要です。正しい噛み合わせでないと、入れ歯にありがちな不具合、つまり「痛い・噛めない・外れやすい」という状態を招きます。
ただ入れ歯を作ってお渡しするのではなく、患者さまのため、毎日の食べる楽しみに役立つものを提供したいと思います。新規作製のほか、入れ歯の作り直しや定期的なお手入れでも、ぜひ当院をご利用ください。目立ちにくい部分入れ歯などにも対応しています。